KUHBについて

バイオバンクとは

未来の医療発展のための研究開発基盤として

熊大病院バイオバンクは、医学研究や新薬・医療機器開発を支援するための研究基盤として熊本大学病院内に設立され、2022年7月より運用を開始しました。熊大病院バイオバンクは、生体試料(血液・組織・尿など)を保管する「保管庫」と、その試料に関連する臨床情報(治療や検査の記録など)を保管する「データべース」から成ります。生体試料・臨床情報は、熊本大学病院を受診され本バイオバンク事業に同意をしていただいた患者さんからご提供いただいております。

熊大病院バイオバンクは、患者さんや市民の健康を推進する多様な可能性を支援するために、大学・公的研究機関における基礎研究や臨床研究での利用はもちろんのこと、医薬品・医療機器などの具体的な製品開発に貢献するために民間企業の研究開発にも利用していただきやすいバイオバンクを目指しています。

熊大病院バイオバンクの特徴

  1. 病院内にあるため生体試料の品質が高い

    熊大病院バイオバンクは病院に併設しているので、採取から保管までの時間を短く保つことができます。

  2. 生体試料に付随する臨床情報が豊富

    熊大病院バイオバンクは病院の情報システム(電子カルテ・検査システムなど)と連携しています。臨床検査結果や投薬記録などの豊富な診療情報をご提供します。

  3. 民間企業へ提供することを前提として整備

    同意取得の際に、民間企業での利用まで含めた幅広い目的に対して理解を頂いており、また所有権・知的財産権(知財)を放棄して頂いております。熊大病院バイオバンクが知的財産権を主張しない形式での提供(分譲)も可能としています。

組織・運営情報

バイオバンクセンター長 田中 靖人
(熊本大学大学院生命科学研究部 消化器内科学講座 教授)
実務責任者 宮下 梓
(熊本大学病院 総合臨床研究部 研究展開センター 特任講師)